智子 | それじゃ傍聴の話をするわよ |
ボビー | そういえばこのサイトでは「傍聴にいくなら刑事裁判がいい」ってよく言ってますけど、それはなぜですか? |
智子 | そっちのほうがおもしろいからよ |
ボビー | ってそれだけかよ。 |
智子 | これからいろいろあるのよ! |
ボビー | えっ? |
智子 | さっきあれほどやったわよね。 |
ボビー | え〜っと…。 民事法の裁判? |
智子 | なによそれ! 「適当に答え書いとけば何点かはくれるかも?」とか思ってる大学生みたいな答えね。 |
ボビー | 私は今までそうやって切り抜けてきましたよ |
智子 | 切り抜けたって…あなた大学6年もいってたじゃないよ。 医学部のつもり? |
智子 | さっきあれほどやったわよね。 民事裁判とは人と人との争いを裁くものよ。 だから裁判で争うのは誰と誰? |
ボビー | 人と人??(苦笑 |
智子 | そうね |
ボビー | だから何?? |
智子 | よく聞いてね。 刑事裁判は国が悪いことした人を裁くものだったわね。 つまり国を代表する検察官と被告人(その弁護人)との争いになるの。 だからいい加減な手続きはできないの。 ほとんどの場合は被告人本人が出廷しなければならないので事件の当事者がいるし、 検察官は被告人がどんなことをしたか口で言わなければならないの(起訴状の朗読)。 |
ボビー | え〜!ちょっと待って。民事裁判には当事者がいないの? |
智子 | いてもいいのよ |
ボビー | わけわかりません |
智子 | 民事裁判は弁護士が代理人になってもいいの。 つまり争っている本人は別のところで普通に仕事をしてたりもするわね。 |
ボビー | 自分の裁判なのに見ないんですか? |
智子 | 当事者が傍聴席にいることはあるけど、暇じゃなければこないわね。 弁護士に任せちゃってるから別に自分が出てきたところでどうなるわけでもないのよ。 しかも何を争ってるのかさえわからなかったりもするのよ。 |
ボビー | それじゃ裁判にならないじゃないですか。 |
智子 | ところが民事裁判の場合は、原告・被告がお互いに書面を提出して、「陳述しま〜す☆」って言えばそれで終わったりもするのよ。 |
ボビー | そんなんじゃ本当にわからないじゃないですか |
智子 | そう。だから刑事裁判のほうがおもしろいのよ。 |
ボビー | じゃあ民事裁判は見に行ってもなにもわからないまま終わるんですか? |
智子 | そうとは限らないわ。 たとえば証人が出てくる場合ね。 証人は当事者本人だったりもするけど、証人がでてくれば書面だけでは終わらないわ。 ちゃんと証人に質問をするの。 |
ボビー | 証人が出てくる裁判ってわかるんですか? |
智子 | 受付のところにあるファイルに「証人」って書いてある裁判は証人がでてくるわ。 それ以外にも、弁護士を使わないで本人が頑張って話すこともあるけど、そんな裁判はごく稀ね。 |
というわけで民事訴訟って傍聴してもわからないことが多いんです。
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